川津港1(千葉県勝浦市)  F4

   

久しぶりに外房勝浦を訪ねました。前の会社の釣り仲間の集まりでした。仲間の一人が加入するリゾートマンションを利用しての2泊3日の小旅行でしたが、釣りは全く行わず、勝浦の岬や港などを散策しただけ。外房に来て釣りをしないで帰るなんて、以前なら考えられないことでした。上は宿舎から近い崖下の川津漁港です。

  

川津漁港2    F4

 

これも川津漁港の一景です。外房は東京からも比較的近いため遊漁釣りが盛んです。磯釣りだけでなく、船釣りも多く、乗り合い船は段々大型化しています。そのためか昔ながらに船揚場に引揚げる小型船が少なくなりました。絵を描く者にとっては寂しいことです。川津漁港は初めてでしたが、勝浦と御宿の間には小さな漁港が点在するため、探せばスケッチポイントはありそうです。

 

 

犬吠長崎鼻(千葉県銚子市)  M10

 

朝5時過ぎに起きて、犬吠の宿の部屋から正面の太平洋に昇る朝日を眺めました。朝食まで間があるので、思い立って長崎鼻まで歩いて行きこの風景を描きました。右はその時のスケッチと写真を基に描いたものです。夜が明けて間がない鄙びた岬の風景は、私には大変感動的でした。しかし、こうして改めて描き直してみるとその時の印象とどこか違います。半年余り経過して記憶が薄れてしまったのか、表現力が乏しいのか、恐らくその両方でしょう。実際に犬吠の暁の陽光の中で、潮風に吹かれながら描けば、恐らくもっと違う絵になったはず?

 

 

 

 

 

外川港(千葉県銚子市)    F4

 

犬吠外川は坂の街なので、漁師町らしい活気のある坂道を描けないかと出掛けました。9月下旬でしたが、あちこち探して歩くには非常に暑い日でした。広い港を取り囲む堤防の先端近くまで行って見ましたが、全く日陰もなく写真を撮るのが精一杯。これはその時撮った写真から描いた外川港の一景です。

 

 

外川駅     F4

 

銚子電鉄外川駅です。先日TV放映された松本清張の「点と線」を見て、ドラマの舞台となった昭和三十年代の西鉄香椎駅が実は外川駅がモデルであることに気づきました。ドラマでは殺人事件の舞台となった香椎海岸への最寄駅として捜査上の重要場所になっていました。TVでは何となく暗い雰囲気が濃厚でしたが、実際の外川駅は老朽化は進んでいるものの、海辺の高台に建つ潮風爽やかな駅です。

 

 

犬吠埼     F4

 

10年ほど前になりますが、犬吠埼を訪ねたことがあります。目的は外川漁港でした。しかし、銚子電鉄の古めかしい外川駅舎の他は期待外れに終わりました。漁港も犬吠埼もスケッチは失敗でした。その特のスケッチと写真を基に描き直してみました。引き潮のため岩が沢山露出しています。