羽田1(東京都大田区)  F4

 

羽田地区に長期間放置されたまま持ち主も分らないボートや桟橋が関係当局によって撤去されたことをNetで知りました。一度行ってみたいと思いながら地理がよく分らないため逡巡していましたが、久しぶりの陽気に誘われ出かけました。東京モノレール天空橋駅(または京浜急行天空橋駅)で下車し、海老取川河口の弁天橋を渡り、多摩川左岸に出ると間もなくこの景色がありました。不法占拠の桟橋やボートが撤去され、昔ながらの漁師の桟橋と船だけが残されたそうです。遠景左側が羽田空港です。

 

 

 

羽田2     28X33cm

 

多摩川左岸河口部の私設桟橋に古い和船が舫っていました。周りがプラスチック船ばかりの中でひときわ異彩をはなっています。何に使われるのか、船尾に鳥居のような形をした木枠が設置されています。このあたりは堤防のすぐ下が白い綺麗な砂浜です。水辺に下りて砂を手にとってみると白い貝殻の粒でした。遠浅の川底に数えきれないほどの鉄パイプを打ち込み、木板や金属板で桟橋を作っています。桟橋の入り口には小さな扉もあります。国交省の許可証旗?を立てた桟橋もありましたが、大雨で多摩川が増水した時に桟橋は流れないのだろうかと余計な心配をしました。

 

 

 

羽田3    F4

 

小さい桟橋に小さい船が舫っています。堤防の上から見た構図です。岸に鉄パイプを打ち込み設置した桟橋が、海老取川合流点から多摩川左岸の約1キロ上流まで連なっています。その間に水門のある小さな港が二つありましたが、港内にはほとんど船がいません。普段は川岸の桟橋に出て、川が増水し荒れた時だけ港内に避難するのかも知れません。港の入口の大きな水門はそのためのものでしょうか?

 

 

 

羽田4     F4

 

羽田地区もこのあたりまでくると、桟橋もなくなり多摩川畔らしくなります。両岸には葦原が広がり、水は澄んできれいです。遠景は川崎駅周辺のビル街です。こちらは東京都太田区ですが対岸は神奈川県川崎市です。遠くに丹沢山塊も望めました。