下田港 (静岡県下田市)  5F

 

了仙寺参道(ペリーロード)の南端の橋から見た港の風景です。漁港・漁船特有のゴチャゴチャした部分は見えなかったことにして割愛しました。全体に白っぽいので、あらかた着色してから近景、中景をペンで補いました。淡彩画のとき良く使う手です。

 

 

 

なまこ壁の家(静岡県下田市)  5F

 

下田の観光名所の一つ、なまこ壁の民家です。回船問屋鈴木家の旧宅とか。道路のすぐ先は港の岸壁になっていて対岸には漁船が見えます。なまこ壁を描いているうちにきっちり描き込むクセが出てしまいました。町並みの雰囲気が出るよう全体をグレートーンにしたのは良いとしても、3時間で完成する予定を5時間もかけてしまいました。悪いクセです。

 

 

板戸港 (静岡県下田市)  F4

 

下田白浜海岸の板戸港の一景。板戸港は伊豆では中規模の漁港です。大型船は突堤に係留し、小型船はこのように船揚場に揚げています。すぐ上になまこ壁の民家がありました。土蔵など屋敷内にある建物だけでも絵になりそうです。板戸漁港は白浜海岸の北のはずれに位置し、白浜海岸は景勝地でもあり、夏は海水浴で賑わいます。下田駅前から路線バスで来ましたが、人影もなくひっそりとして漁港でした。

 

 

板見港 (静岡県下田市)  F4

 

白浜海岸の南端に位置する板見漁港です。板戸港からの帰りに立ち寄りました。バス道から急坂を下ると左の景色がありました。箱庭のような小さな漁港です。左右は高い崖になっていて、後方の高台に民家が1軒あるだけ、漁港の周りに家はありません。集落はバス道からさらに上になります。吉佐美港もそうでしたが、ここも民家から隔絶した場所にある漁船だけの港です。人影もありません。港の入り口には「白浜港(第1種漁港)の標識がありました。通称「板見港」ですが、正式名称は「白浜港」なのでしょう。ちなみに第1種漁港とは地元の漁船だけが利用する港です。第2種、第3種と利用範囲が広くなります。昔のままの石積みの突堤も珍しく、港内には小さな砂浜もありました。

 

吉佐美港 (静岡県下田市) F4

 

下田多々戸浜の東の崖下にある小さな漁港です。朝食前に宿の近くを散歩していて偶然見つけました。岩礁と突堤に囲まれた入り江が港になっています。この絵の左側は砂浜で、そこにも数隻の船が揚がっていましたが小さい船ばかりです。この日は天気も良く海も荒れていないのに、出漁する気配はありません。それとも既に一仕事終えて帰ってきたのかもしれません。港の中は非常に穏やかで海底の白い砂地や黒い藻が透けて見えるほど海水も澄み切っています。この絵の後方は風光明媚な多々戸浜です。海岸から沖合いまでペンギンのようにサーファーが群れて遊んでいます。

 

 

松崎漁港1(静岡県松崎町) 25X41cm

 

南伊豆松崎町の漁港風景。古い民家や土蔵、稲荷神社などの前の岸壁に漁船が並んで停泊するどこか懐かしい景色です。川の対岸から町の方を見た景観です。

 

松崎漁港2    F4

 

松崎漁港は那賀川と岩科川の合流点から河口にかけて開けた港です。これは岩科川に架かる松崎橋左岸の景観です。松崎港は川岸に船を留めているのです。松崎町内の仁科川や那賀川、岩科川へはその昔アユ釣りに何度か来たことがあります。その頃はまだ絵を描いていなかったので、港の景色にも全く関心がありませんでした。水がきれいなので美味しいアユが釣れることで有名でした。盛期が過ぎてからも松崎まで来ると良いアユが釣れました。その頃は修善寺から山を越えてきましたが、今回は下田蓮台寺から路線バスで峠を越えてきました。昔も今も交通の便は悪いですが、それだけに懐かしい風景が残ったのだと思います

 

 

松崎漁港3     F4

 

松崎漁港の一景です。岩科川に架かる松崎橋東詰から見た那賀川との合流点と対岸の町です。11月下旬でしたが周囲の山は紅葉が始まっていました