芝 浦      F4

 

JR山手線田町駅に近い芝浦西運河の船溜りです。運河に架かる渚橋から見た景色です。羽田空港への東京モノレールの車窓からも見えるため、一度行ってみたいなと思っていました。このあたりは運河が湾曲しながら川幅が広がり、両岸に色んな船が係留しています。モノレールが頻繁に頭上を通過します。モノレールの車体を描き入れたくなりましたが主題がボケてしまいそうなので止めました。

 

 

芝浦2    F4

 

渚橋を渡り、さらに汐彩橋を過ぎると芝浦海岸に出ます。レインボウブリッジの西詰です。頭上にはゆりかもめ線のループ橋が被さっています。埠頭や突堤には沢山の船が係留していました。タグボートや水先案内船など港湾業務の船が多いようでした。突堤に入ったら良いアングルがありそうですが、どの突堤にもゲートがあり、「立入り禁止」の看板が出ています。以前品川埠頭で岸壁に椅子を置いて大型コンテナ船やクレーンをスケッチしたことがありますが、何時の頃からか埠頭にも無断で入れなくなりました。

 

 

芝浦3    F4

 

芝浦海岸のハシケ溜り。この日は京浜運河沿いの船溜りを探しながら天王洲から芝浦埠頭まで歩きました。グーグルマップの航空写真で確認した何箇所かの船溜りを探しましたが、実際に行って見るとハシケやクレーン船などの繋留所には容易に近づくことが出来ません。建物や工場内を通り抜けなければならなかったり、立入り禁止になっていたり。警視庁の水上警察署もありました。桟橋のすぐ近くまで行けましたが、さすがに速そうなピカピカの船ばかりでした。

 

芝浦4    F4

品川埠頭の北端にあるセメント工場を芝浦埠頭側から見た景色です。東京の運河沿いでこのような眺めは珍しくなりました。貨物船が工場に砂を荷揚げしています。工場内の風景を近くで撮影できないかと工場の前まで行って見ましたが、建物の影になってほとんど見えません。コンクリートミキサー車など間断なく工場内に出入りしていました。アベノミクスに押されコンクリート業界はすでに動き出しているのかも知れません。しかし、品川埠頭に停泊中のコンテナ船は僅かに1艘だけ、コンテナクレーンの数も10年前より激減したようです。品川埠頭の南側に隣接する大井埠頭にも貨物船は2艘だけ、お寒い日本経済と海運物流の現況を垣間見た気がしました。

 

 

日の出桟橋    F4

 

ゆりかもめ線日の出桟橋駅ホームからの眺めです。ホームの南端からレインボーブリッジとお台場方面が良く見えました。出来れば倉庫の前の岸壁に出たかったのですが、立入り禁止の看板があり諦めました。ゆりかもめ竹芝桟橋駅で下車し、竹芝桟橋から日の出桟橋まで海岸沿いに歩きました。10年ほど前になりますが、日の出桟橋でノコギリ屋根の倉庫群とタグボートを岸壁から描いたことがあったからです。倉庫は今も健在でしたが、タグボートは遠くに上の絵の2艘だけが見えました。

 

 

海王丸(東京都品川区) F4

 

ゆりかもめ「船の科学館駅」前の有明埠頭に停泊中の航海練習線「海王丸Ⅱ世号」です。海王丸の母港がお台場にあることを知らなかったので、帰港している海王丸に出会えたのは幸運でした。近くで見ると船体は意外に大きく、マストも太く高く非常に綺麗でした。この日は午後から風が強くなり、舷側の海面が僅かに白く波だってさながら走行中のようでした。横浜港で公開保存されている日本丸もカッコ良いですが、何といってもこちらは現役ですから。