浦賀ドック跡(神奈川県横須賀市)  F4

 

旧浦賀造船所のドック跡です。高い塀の上に腕を伸ばして撮った写真から描きました。明治32年建造のレンガ造りのドライドックは、貴重な近代化遺産だそうです。前方から海水を入れ、建造した船が進水したり、修理のために船をドックに入れたのでしょうか。クレーンもわずかに二つだけが残されていました。これも戦前のものだとか。右側の高いクレーンはアームを外されています。現在は住友重機械工業(株)ですが、造船工場としては先年閉鎖されたそうです。造船を止めた浦賀の港には船が少なく、静かになった岸壁で家族連れがのんびり釣り糸をたれていました。

 

 

 

鴨居港    F4

 

三浦半島観音崎の西に位置する鴨居漁港に隣接する砂浜です。後方に突堤に囲まれた漁港があります。貸ボートでしょうか?ずんぐりとしてカラフルな小型ボートが無造作に並んでいるのが面白いなと思いました。元の会社のハイキング会に参加した時に出会った景色です。この日は浦賀駅から鴨居港を経由して、海岸沿いに観音崎灯台を目指しました。海は凪いで春のようでした。

 

間口漁港    F4

 

間口港は剣崎灯台の隣にある小さな漁港です。こちらは松輪港とは灯台を挟んで反対側になります。剣崎バス停から剣崎灯台へ向かう道を途中で左に分かれてどんどん下ると間口港です。灯台の真下に近い位置関係ですが、近過ぎるのか港から灯台は全く見えません。灯台が見える風景を期待して来たのに当て外れでした。小さい漁港でしたが、船が大きく塗装も綺麗で新造船のように見えました。この港は漁獲高が大きく?豊かなのかも知れません。港内の漁船の船底塗料が青一色に統一されているのも面白いなと思いました。地方や港によって漁船の装備や色・形に特徴がみられますが、この港のように青一色というのは初めてでした。

 

 

松輪漁港1   F4

 

 

江奈湾は両側に岬のある小さな入江です。江奈湾の剣崎側に松輪漁港があります。湾内にはこのように多数の漁船が点々と停泊していました。港内の岸壁が狭いからかも知れません。複雑に入りくんだ海岸線は岩礁地帯の連続です。道端には「岩礁の道」という道標もありました。人気ハイキングコースだとか。京急本線三浦海岸駅から路線バスで来ましたが、大変景色のいい入江です。しかし、灯台元暗し?剣崎灯台が近いのに入江からは見えないのが難点です。もっと東よりの毘沙門天あたりからは松輪港も灯台もよく見えるそうです。また出直したいと思います。

 

 

 

 

松輪漁港2    F4

 

 

三浦半島剣崎西の付け根にある松輪漁港の一景です。江奈湾に沿った海岸線は平地が狭く高い崖が迫っています。長い防波堤上の通路にはコンブなどが干してあり、堤防の外側には船揚場が連なっていました。裏山のコンクリートの防護壁には誰が描いたのか、白いカモメが舞っていました。

 

 

 

 

荒井漁港     F4

 

三浦半島の荒井漁港。京急三崎口駅より荒崎行きバスの終点で下車すると荒井漁港です。小さな船揚場の背後に家並みがあり、裏山にはこんもりと樹木も茂り、ところどころ紅葉し始めています。景勝地荒崎海岸へはここから歩いて10数分ですが、油壷にも行きたかったので、残念ですが荒崎海岸へは行かず三崎口駅へ戻ることにしました。

 

 

漆木漁港    F4

                    

荒井漁港の隣の漆木漁港です。ここも小さい漁港ですが、荒崎行きのバスの車窓から見た港のたたずまいが良かったので、荒井漁港から歩いてここまで戻りました。民家は新しい家ばかり、背後は山ではなく高い樹木です。しかし、こうして描いてみると、屋根などがカラフルで、明るい漁村の風景になりました。荒崎行きのバスに三崎口駅前から同乗した賑やかな小学生グループは全員漆木で下車しましたが、港や海岸には彼らの姿はなく、いったい何処へ行ったのでしょう。