見沼の秋(さいたま市見沼区)  F8

 

見沼斜面林(総寺院と国昌寺の間)と見沼代用水東縁の内側に僅かに残る荻原から眺めた景色です。近年変貌著しい見沼田圃ですが、このような風景は昔も今もあまり変わっていないのではないかと思われます。荻の穂などにマスキングインクを用いました。

 

 

見沼風景1    F4

 

早春の暖かい日に芝川沿いの風景を探して、JR武蔵野線東浦和駅前から通船堀(見沼代用水と芝川を結ぶ運河の跡。水位調節型運河としてはパナマ運河よりも古い。)を経て芝川の土手を北浦和のさいたま市立病院の裏まで歩きました。これは市立病院に近い北宿大橋の下流、芝川右岸にあるプラタナスの大木です。10年ほど前にも一度だけ描いたことがありますが、当時もこのままの姿でした。近くで見ると梢に丸いボンボンのような実が無数に付いています。和名はスズカケノキですが、先人は木や花の名前をつけるのが実に上手いですね。

 

見沼風景2    F4

 

北宿大橋から芝川上流を見た景色です。遠景左側のビル群は埼玉新都心、右側は大宮駅周辺です。

やや逆光ですが秩父連峰もかすかに見えました。もう少し先まで行って見たかったのですが、暑い中すでに2時間近くも歩いたのでこの日はここまでとしました。ここから近い市立病院前から北浦和駅行きのバスに乗って帰りました。

 

芝川雪景色      26X36cm

 

関東南部で初めての積雪となった日の朝、起きると戸外はあたり一面真白でした。すでに雪は止んでいました。朝食も取らずトレッキングシューズを履き、汗をかきながら歩いてここまできました。大宮公園から岩槻方面に伸びる大和田公園通りの芝川にかかる橋上から見た下流の景色です。上流の広々とした景色よりも半逆光の民家(南中野あたり?)が見えるこの景色が気に入りました。左に大宮体育館、右に大宮球場がある大和田公園の真ん中です。枝に雪の積もった桜並木は花が咲いたようでした。写真を撮っておいて後から描きました。ペンとインクに水彩ですが、硬いペンの線は最小限にしました。

    

 

 

芝川水門     F4

 

見沼田圃の真ん中を南北に流れる芝川の水門の一つです。芝川には増水時に遊水池に水を逃がす水門や田畑に水を落とす水門が沢山あります。これは灌漑用の水門です。小春日和のこの日は風もなく川面は鏡のようでした。

 

 

 

市民の森     F4

 

大宮公園駅の北北東約1kmの見沼田圃にある公園です。見沼代用水西縁と芝川に挟まれた台地に出来た芝生公園です。公園の中心にシンボルとして植えられたメタセコイアが地面に生えた針のようです。全部で10本ありますが、どうしても二本が重なってしまうため1本を省きました。

 

 

小島家長屋門      F4

 

見沼代用水西縁に隣接する土呂町の小島(おじま)家です。小島家は代々土呂村の名主を勤めた家ですが、このように重厚な長屋門はさいたま市内では珍しくなりました。この長屋門の六畳間に、その昔、蛮社の獄を逃れた高野長英が匿われたという史実があり、高野長英の遺品も残されているそうです。手前は柿畑の桜の大木ですが、今はすぐ傍にアパートが建ったため、このアングルで描けなくなりました。