横浜港氷川丸(神奈川県横浜市) F4
横浜山下公園に停泊し、観光施設として公開されている豪華貨客船氷川丸です。船内も見学しましたが、1等客室でも狭いなというのが第一印象でした。軽井沢の旧三笠ホテルの客室を見た時も同じように感じました。昔は豪華・贅沢といわれたものが今は非常に質素に見えるのは、我々現代人がむしろ贅沢に慣れすぎたのではないか?と考えさせられました。この日赤レンガ館で開催中の信州無言館の「祈りの絵画展」を観た直後だったので、よけいにそう感じたのかも知れません。生きたい描きたいと切望しながら戦没した画学生たち、彼らが生前に残した無垢な作品から我々が受け止めるべき問題はとても重いと思いました。
大岡川船溜り F4
横浜桜木町駅前の大岡川です。歩道橋の一つ上の橋上から見た下流の眺めです。両岸にタグボートなどが係留しています。かつて大岡川と言えば戦後横浜への米軍駐留の影響による暗いイメージがありましたが、ここから見た大岡川の水面は鏡のように輝いており、その先のみなとみらい21地区には近代横浜のランドマーク群が林立していました。
日本丸 F4
みなとみらい21地区の入口に位置する運河に保存公開されている日本丸です。引退した日本の航海練習船です。塗り替えられたばかりなのか新造船のように綺麗でした。毎月、全ての帆を開く総帆展帆(そうはんてんぱん)も公開されているそうで、そのうち見物したいなと思いました。なお後継の練習船は日本丸Ⅱ世号です。
金沢八景 F4
Netで見た平潟湾の景色に惹かれて金沢八景に行ってきました。右は野島に架かる夕照橋から野島側の船宿を見た景色です。平潟湾はかなり大きな入江ですが、こうしてみると部分的には子安運河や佃運河にも似た趣きがあります。引き潮で岸辺が干上がっていました。広重の「野島夕照」に因む夕照橋ですが、度重なる湾岸の埋め立てによって、往時の景観は失われてしまったようです。この絵の背後の緑は野島公園の一角です。現在の平潟湾は河口状の細長い入江ですが、多数の漁船やクルーザーなどが広い湾内に散らばって停泊している様は壮観です。しかし、船が多すぎて描きにくく諦めました。